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【イベントルポ】「DAP Summit 2025」にブース出展

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2025年716日(水)、東京・京橋にあるTODAホール&カンファレンス東京にて、WalkMe株式会社主催の「DAP Summit 2025」が開催された。DX推進に不可欠な「DAPDigital Adaption Platform)」に焦点を当てた国内最大級のイベントで、「DAPがもたらす真のDigital変革」がテーマのもと、さまざまな企業がブース出展したほか、10を超えるセッションの締めくくりには、元サッカー日本代表監督・岡田武史氏が登場するなど趣向を凝らしたプログラムが展開された。NTTデータ・ウィズはブース出展とともにミニセッションに登壇した。


2024年11月に開業したばかりのTODAホール&カンファレンス東京。スペースを贅沢に使用したモダンなデザインにWalkMe社が創り上げる世界観がフィットして、業界全体の躍動感や高揚感を感じさせる演出が施されていた。

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弊社のブースではWalkMe導入支援事例として、大同生命保険株式会社様の取り組みをパネルと動画で紹介した。

複数回開催されたミニセッションのトップバッターとして、NTTデータ・ウィズ デジタルストラテジー事業本部 ビジネスイノベーション事業部の梅田雄平が登壇。「生命保険業界のDX事例|WalkMeの導入効果」をテーマに、クラウドの導入課題に対する解決策を提案した。

 

■NTTデータ・ウィズの強みとシステム導入の一般的な課題

冒頭、NTTデータ・ウィズ概要を説明。NTTデータウィズは、NTTデータグループ最大規模のビジネスプロセスサービス(BPS)事業会社として「人」と「テクノロジー」の力を融合し、お客様の業務プロセス全体の最適化とさらなる業務変革をサポートしている。

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「弊社の強みは、大きく3つあります。1つ目は、ITや先進技術を活用し持続的な業務改善を行い、業務の抜本的な改革をサポートできること。2つ目は、財務・経理・人事・総務をはじめとした多様な分野のプロフェッショナルを活用したワンストップBPSを提供できること。3つ目は、『ベストショア(オンサイト×ニアショア)』による高品質で効率的なアウトソーシングサービスです」(梅田)

続いて、クラウドシステム導入時に多い課題と発生要因に触れ、今後WalkMe導入を検討する企業に向けNTTデータ・ウィズが提案する解決策について説明を行った。

「システム導入における課題はノウハウやリソース不足、システム導入が目的となりユーザビリティを考慮した導入ができない、システム稼働後にリソースが不足しがちで体制が整っていないということが挙げられます。このような課題に対してNTTデータ・ウィズは、システムの初期導入からプロジェクトを円滑に推進してノウハウ移転の実行、標準化できない業務についてはDAPの活用による補完、本番稼働後もシステムの維持、運用を行います」(梅田)

■WalkMe導入事例紹介|大同生命保険様

続いて、2015年にSAP Concur®を導入され、従業員様の立替経費、請求書管理の業務を行っている大同生命保険株式会社様のWalkMe導入事例を取り上げ、詳しく解説した。

導入前のユーザー様からのお問い合わせは、ヘルプデスクサービスを活用し、そこで受け付けられない問い合わせに関しては大同生命保険様経理部門の経費担当者にエスカレーションする対応。つまり、大同生命保険様の経費担当では、ユーザー様からの問い合わせ対応と、SAP Concurの申請チェック業務をされていた。

当時のSAP Concur利用において、大同生命保険様では3つの課題を認識されていた。

1つ目は、慣れ親しんだシステムからの移行のため、入力方法、操作方法がわからないといった現場の混乱があったこと。2つ目は、マニュアルを作成したものの、ユーザー様がマニュアルを読まない、該当箇所がからないという声が相次いだこと。そして3つ目は、UI変更やバージョンアップなどに伴う対応、周知のための業務負荷が大きいというものでした」(梅田)

これらは、大同生命保険様だけの課題ではなく、多くの導入企業が直面する課題とも言える。これらの課題に対して、WalkMeの機能を活用したNTTデータ・ウィズの3つの解決策を紹介した。

1つ目は、経費申請をするユーザーが経費申請時に一目でわかり、入力に迷わないようにSmart Walk Through(スマートウォークスルー)機能を活用すること。2つ目は、ユーザー様の困りごとを予測してマニュアルを画面上で参照できるように誘導するクイックスタートボタン機能を活用すること。そして、ユーザー様が誤入力しないように画面上に注意書きを表示させるLauncher(ランチャー)機能を活用すること。3つ目は、本番稼働後のサポートとして弊社のようなサービスを活用していただくこと。安定した導入支援とともに、SAP Concur変更による影響箇所の特定、設定変更方針のご提案などをさせていただいております」(梅田)

そして、WalkMe導入後の効果を次のように語った。

「導入効果として、問い合わせの件数が減ったため、対応に充てていた時間を他の業務に使えるようになったことが挙げられます。また、問い合わせや入力のチェック業務の削減効果があったというお声をいただいております。その後、リリースから半年が経過して、削減率がさらに向上したとの報告をいただきました」(梅田)

■NTTデータ・ウィズが提供するWalkMe関連サービス

最後に、NTTデータ・ウィズが提供するWalkMe関連サービスを紹介。NTTデータ・ウィズは、WalkMe社と2021年にデリバリーパートナー契約を締結し、お客様企業のルールに則ったWalkMeの初期構築の支援、本番稼働後のサポート体制の構築を手がけている。また、ユーザー様からのお問い合わせ対応はもちろん、定期的なガイダンスのチェックなどのサポートを行っている。SAP Concur向けのWalkMe導入実績が多いが、その他のサービスシステムにも導入しており、幅広く対応できる実績があることを梅田は強調した。

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「クラウドシステム導入の課題に対する解決策として、WalkMeや弊社のようなベンダーをご活用いただくことで、システムの利活用およびシステム稼働後の維持、運用をサポートできるのではないかと考えております。私たちのサービスが、今、DAP製品をご検討されている皆様の一助となりましたら幸いです」とまとめ、セッションを終えた。

1日限りのイベントにもかかわらず、参加者が多く、DAPDX推進に不可欠なものとして、関心が高まっているという所感を受けた。今後もWalkMe社と強固なパートナーシップにより、お客様のデジタル化推進を支援する。

 

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