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社長対談Part2|株式会社コンカー代表取締役社長 橋本 祥生氏×弊社代表取締役社長 和田 泰之

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NTTデータ・ウィズがパートナー契約を締結する株式会社コンカー代表取締役社長 橋本 祥生氏と弊社代表取締役社長 和田 泰之が「経費精算×BPOAIの未来」について対談を実施、株式会社コンカーが運営するYoutubeチャンネルに対談ダイジェストPart2が公開されましたのでお知らせいたします。

企業の業務効率化やDXの推進が求められる中、BPO業界も大きな変革の時を迎えています。

コンカーとNTTデータ・ウィズは2015年に協業を開始し、BPOの進化とAI活用による日本企業の経費精算業務改善を推進しており、橋本 祥生氏と和田 泰之がBPOの現在地とAI時代について語り合いました。

対談ダイジェストPart1はこちらからご視聴いただけます。

  • 対談動画Part2
  • 対談内容Part2

橋本氏から見たNTTデータ・ウィズの印象

和田:橋本社長はNTTデータ・ウィズの社員と接する機会が多いですが、どのような印象をお持ちでしょうか。

橋本氏:誤解を恐れずに申し上げますと、当初は堅いイメージを持っておりましたが、10年ほどビジネスをご一緒させていただき、社員の皆様は本当に仲が良く非常に優しいと感じております。社風もマイルドで、ビジネスに対しても非常に真摯に取り組まれており、我々とともにお客様に満足いただけるよう実践されており、非常に素晴らしいパートナーです。

私の個人的な意見ではございますが、もう少しアグレッシブにチャレンジいただけると、さらに一緒にわくわくできることが増えるのではないかと思います。

和田:嬉しいお言葉をありがとうございます。アグレッシブに頑張ってまいります。


NTTデータ・ウィズが提供するBPOサービス

橋本氏:昨今、生成AIが急速に進化し、インターネットの登場以来ともいえる大変革をもたらし始めています。
従来のBPOは、多くの人が関わりお客様の業務を支援するサービスとして認識されてきましたが、AIBPOが組み合わさることでどのような価値をもたらすのでしょうか。
まずは、NTTデータ・ウィズが提供するBPOサービスについてお伺いさせてください。

和田:NTTデータ・ウィズBPOサービスは主にコーポレートスタッフ業務、例えば、財務や人事、総務、法務、営業支援といったバックオフィス業務のサポートが中心です。
全国に8か所拠点がございまして、約2,000名(2025年1月当時)のオペレーターとテクノロジーを組み合わせてお客様に最適なサービスを提供しております。

橋本氏:私も一昨年に青森、昨年に沖縄の拠点にお伺いいたしました。

和田:コンカー様User Support Desk(SAP Concurの操作ヘルプデスク)Intelligent Audit(SAP Concurの監査サービス)を弊社の青森と沖縄拠点でご支援させていただいております。
実際に現地でオペレーターとコミュニケーションを取られたと思いますが、印象はいかがでしょうか。

橋本氏:先ほども申し上げました通り、真摯にご対応されているのを目の当たりにし、非常にきめ細かなオペレーションをしていただいていることを体感でき、安心してお任せできることを確信いたしました。

和田:コンカー様のお客様に満足いただけるよう、これからも頑張ってまいります。

橋本氏:ありがとうございます。コンカーはクラウドシステムを提供しており、お客様に継続してご利用いただくことがビジネスの根幹です。クラウドシステムとBPOサービスが組み合わさっており、お客様の満足度が高いからこそ、コンカーの継続利用率は非常に高いです。

新たなお客様を獲得することと同じくらい継続してご利用いただくことは大事。この点をNTTデータ・ウィズに担っていただいていると強く感じております。

和田:ありがとうございます。

BPOサービスの未来

橋本氏:BPOサービスの未来について和田社長のご見解を教えていただけますか。

和田:BPO市場は、今後も成長が見込まれています。ガートナーのレポートによるとBPO市場は年平均6%の成長率で推移し、2027年には2兆円規模に達する見込みです。
また、コンカー様の経費精算領域も、弊社との協業のなかでは年平均20%以上の成長を維持しています。こうした動向も踏まえると、BPO市場は今後もしばらく成長を続けていくと考えています。

橋本氏:ありがとうございます。ガートナーの成長予測よりも、私たちの実際の成長率が高いということですね。

和田:そうですね。私は、この背景は3つの理由があると考えています。
1つ目は、労働人口の減少です。企業は、戦略立案や高度な企画業務など、人にしか担えない領域にリソースを集中させる必要があります。その一方で、定型業務やルーチンワークはアウトソーシングの対象となり、BPOの需要が加速しています。今後もこの流れは継続し、市場の成長を後押しするでしょう。

2つ目は、業務システムの構築方法です。これまでの慣習やルール、プロセスを変更したくないあまりにシステムをカスタマイズする。カスタマイズをすると生産性もあまり高くならず、人が介在する余地が出てきてしまい、BPOの需要が生まれます。この流れが変わらない限りBPO市場は成長するでしょう。

3つ目は、業務システムの更新サイクルです。システム更新はおよそ5年から7年で、このタイミングしか変更しないとなると生産性も同じスパンでしか高くなりません。SAP ConcurのようなSaaSを活用し日々業務を変えていく、スピード感を持った対応が必要かと考えています。

橋本氏:ありがとうございます。私の視点では、日本企業は「変えること」に非常に高いハードルを感じているように思います。本来、SaaSは全世界共通の仕組みを使用いただくことを前提としています。特に経費精算のような業務処理の領域は、業務特化の必要がなく、標準化が可能な分野です。

この分野は決して複雑ではありません。だからこそまずは経費精算領域からデジタル化や業務改革の成功体験を積んでいただき、「変えること」への抵抗感をなくしていく。そしてお客様と一緒にどんどん変わっていくことで真のDX企業へ進化いただく。この改革をNTTデータ・ウィズと一緒にこれからも力強く推進していきたいと思っています。 

和田:よろしくお願いいたします。

AI時代におけるBPOサービスの展望

橋本氏:AI時代における今後のBPOサービスについて、どういった展望をお持ちでしょうか。

和田:近年、AIや生成AIの進化は目覚ましく、新聞・雑誌・テレビ・インターネットなどあらゆるメディアで日常的に取り上げられています。すでに多くの場面で実用化が進んでおり、AIの存在があたりまえになる時代が迫っています。
特に注目すべきなのは、AIエージェントです。これまでは人が担っていた複雑なタスクをAIが自動で処理できるようになり、企業の業務オペレーションに大きな変革をもたらす可能性があります。

NTTデータグループでも、財務、購買、人事領域のAIエージェントサービスが提供され、現在の業務の多くはAIに置き換わっていくと思います。一方で依然として人しかできない業務も残ると思いますので、人とAIのハイブリッドでサービス提供できる企業が競争優位性を確立するでしょう。NTTデータ・ウィズもハイブリッドなサービス提供ができるよう、頑張ってまいります。

SAP ConcurとAI

和田:コンカー様は、これまでもAI技術を積極的に活用されてきましたが、今後どのような取り組みを予定されていますか。

橋本氏:今後、不正検知、自立運用、インサイト提供ができるサービス提供を行ってまいります。
また、SAPグループ共通サービスも年内提供予定で、従来の“経費精算をなくす”を超えて、SAP Concurが購買の最適化提案を行うようなビッグデータ×AIカンパニーに進化したいと考えています。

AI時代に求められる人材

橋本氏:AIにより業務や役割、責任範囲が大きく変化することが予想されます。これからの時代に求められるのは、従来の業務の枠組みや責任範囲にとらわれず、変革を前向きに受け入れ、積極的に調整できる人材だと私は考えています。柔軟な発想を持ち、環境の変化に適応しながら、自ら考え行動できる力が必要だと考えています。

和田:私も同じ考えを持っています。NTTデータグループの佐々木裕社長が先日、「社会変革プロデューサーになれ」とメッセージを発信していました。まさに今の時代に求められる姿勢だと感じます。
組織の中でも、既存の慣習やルールにとらわれることなく、目標に向かって抜本的な解決ができる、AIを含め最新技術を積極的に活用し、失敗を恐れずに調整し続ける人材が求められるでしょう。

最後に

橋本氏:和田社長との対談を通じて、BPOの進化とAIの融合が、今後の企業競争力の向上に不可欠であることが改めて明確になりました。

今後、生成AIをはじめとするさまざまなテクノロジーの進化が加速し、ビジネス環境も大きく変化していくでしょう。こうした変革の波を両社でともに楽しみながら、企業の間接業務のDX推進に貢献し、日本の国際競争力の向上を目指していきます。 

和田:これからの時代、変化を恐れずに挑戦し続けることが極めて重要です。BPOAIをかけ合わせながら、日本企業のDXをともに支え、新たな価値創出を促進していきましょう。

対談ダイジェストPart1はこちら

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